やりたいことを形にして、他者と調和する世界へ進むために、最初に向き合うべき5つのステップ

こんにちは、YURIA Leeです。

現在、モニター個人セッションを実施中なのですが、お会いさせていただく方どなたも、魂の輝きが美し過ぎて、毎回感嘆せずにはいられません。

先日のセッションで扱ったテーマは、私自身にも、このブログを読んでくださる方にも、通じるであろう普遍的なテーマでした。

①自分らしく心地良く生きること
②そのことによって社会に貢献できること (誰かの役に立ち、社会から認められること)

この2つを同時に満たす何かがあったらいいと望むことは、人間の自然な欲求なのではないかと感じます。

誰もが自分らしく生きたいと願っているし、

誰もが豊かさを社会にも自分にも還元したいと感じている。

いわゆる「本当にやりたいこと」を形にして生きるための、ハウツーは世の中に溢れ返っていますが、

今日は、ビジネスのハウツーを学ぶよりもさらに前の、原初にあるべき「心の在り方」に関して、私が実体験から身をもって感じた、最低限押さえておくと良いステップ5つについて、書きたいと思います。

ベース中のベースですが、ここはショートカットをせずに、丁寧に向き合ったほうが良い、大切なパートです。

これから何かしら「やりたいことを実現したい」という人にとって、少しでも参考になれば幸いです。

5つのステップ:

  1. 無条件に価値ある存在に成ること
  2. 本当に欲しいものを欲しいと認め、欲求に等価値を与えること
  3. 心のHOME=何があっても守られるシェルターを築くこと
  4. 分離した自己の内面の影(魂の傷)を癒し、統合し続けること
  5. 本物の自己表現を自分にやらせてあげること

ひとつずつ順番に解説していきます。

1. 無条件に価値ある存在に成ること

人は皆本来、無条件に価値がある。

そう、わざわざ努力して「成らなくても」、私たちは初めからずっと、無条件に価値ある存在なのです。

それでもこの世界には、本人が
その前提で生きている人と、そうでない人がいます。

敢えて「成ること」と書いた理由は、そこにあります。

かくいう私自身も、コンセプトとしてはそれこそ10年以上、自分は無条件に価値があると、頭では理解していたのですが、

なんと、つい数カ月前まで、無条件に価値ある存在「として実際に」生きていなかった!という衝撃の事実に気づいてしまいました。

理解していることと、実際にその状態に成って、その状態を生きているかどうか??は、完全に別次元の話でした。

条件付きの自己価値が前提の世界で生きている人と、無条件の自己価値が前提の世界で生きている人。

両者の違いを分かりやすく比較すると…

条件付きの自己価値が前提の世界:

  • 何かを成さねば価値がない、と漠然と感じている
  • やりたいことの実現や達成の可否と、自己価値が結び付いている
  • 実績や人からの評価で自己評価が左右する
  • 社会的成果を多く上げている人は自分より偉いと思う
  • 何かを「しなければならない」と考える癖がある
  • 自分だけが幸せになることは、無責任だと考える
無条件の自己価値が前提の世界:

  • 何を成さなくとも、存在しているだけで幸せを感じる
  • 自分も他者も、ありのままで無条件に価値があると心底思う
  • 自分や他者への批判、否定、嫌悪感を感じたときには、すぐに気づいて対処できる
  • やりたいことが実現できてもできなくても、自分の存在価値には何ら影響がない
  • 自分が「やらなければならないこと」はひとつも無いが、ただ純粋に「やりたいからやる」
  • まず自分が幸せになることでしか、人や世界を幸せにできないと知っている

あなたという存在のその、目も眩むほどの美しい光を放っている、圧倒的な存在価値は、

この宇宙に有無を言わさず、在り続ける。

あなたが何かを成し遂げたからとか、これから何かを成し遂げるからではなく、

あなたがただ「あなたで在る」ことを通して生まれてからずっと、今この瞬間も、強烈に輝き続ける、絶対的価値。

上記リストの中で、「条件付きの自己価値が前提の世界」にひとつでも当てはまる項目があった場合は、自分のビリーフ(信念)を振り返る良い機会になるかと思います。

自己実現が思うように進まないときに、わずかでも焦燥感や苛立ちを感じたら、自分が本当は「何を信じているのか?」をはっきりと知るチャンス。

何かを「しなければならない」と考える時。

全ての感情は、自分の信念から来ます。

何を成さなくとも、あなたも私も、無条件に価値があります。

あなたが「やりたいこと」の実現可否は、あなたの存在価値とは何の関係もないし、

この宇宙に「やらなければならないこと」など初めからひとつも無いけれど、私たちは「やりたいからやる」のです。

霊的理解とは、理解したものに「成る」力のこと。

これは私のメンターの言葉です。

「理解している」のと「成っている」のは、全く違う。

知識だけ増えても、現実が変わらないのは、頭で理解したものに「成っていない」からなのですね。

人は顕在意識で何かをはっきりと理解しても、無意識の領域で信じているものの方に強く引っ張られます。

無意識の信念が感情を生み、行動を支配し、習慣をつくり、生き方の癖とパターンを形作っています。

現実生活とは習慣、つまり無意識が支配する領域です。

私の場合も、無意識下で「無条件には価値がない」と信じていたために、現実が変わりませんでした。

そこでそのビリーフを徹底的に書き換えるために、「私は無条件に価値がある」を1日20分間、声に出して言い続けるインカンテーションなるものを約3週間、続けました。

1日20分間、3週間ですよ(笑)
面倒臭すぎて!!!途中で何度も馬鹿らしく感じて、止めたくなりましたが、そのたびにコーチに励まされ、何とかやり切りました。

無意識をいかに攻略し、味方につけられるかが鍵です。そのためには実際に習慣を変えること

習慣を変えることは難しい。しかし本気になれば可能です。

無条件に価値がある存在として生きる。

理解していたものに「成ること」は、あなた自身にしかできません。

しかし本当に「成った」とき、どんな知識を得るよりも、深い真価を体感できることでしょう。

2. 本当に欲しいものを欲しいと認め、欲求に等価値を与えること

「やりたいことが分からない」と人が言うとき、それは「自分の幸せにも他者の幸せにもつながる、やりたいこと」が分からないという意味で、そう表現するのでしょう。

誰の利益にもならずとも、自分だけで密かに「やりたいこと」だったら、いくらでも思いつくのではないでしょうか。

その、誰の役にも立たない(と思っている)、自分のためだけの趣味ややりたいことや願いを、どれくらい重視していますか?

今どれくらい、叶えるべき重要な欲求として、取り扱っていますか?

あなたの欲求はどれも、叶えるべき重要な欲求です。

「他者や社会のために尽くしたい」と願う男性性的な陽の欲求も、

「自分を喜ばせたい」と願う女性性的な陰の欲求も、

どちらにも同じだけ、等しく価値があります。

そこには優劣の差が1ミリもありません。

他者の役に立つこと、社会的に何かを達成することも、

くだらないけれど自分をクスッと笑わせてくれるお笑いや好きな動画を見ることも、

どちらも全くの等価値です。

やりたいことを実際に形にしていく過程で、自分の欲望について深く理解するステップは必須です。

自分が本当に欲しいものに、素直になり、欲しいものを「欲しい」と認め切ること。

本当に欲しいものとは、あなたが

「人に言うのさえ恥ずかしい!」と感じているような欲望の中にこそ、あるのでしょう。

誰にも言わず、密かに憧れていること。

くだらないとは思いつつも、幼い頃からなぜか止めずに続けている趣味など。

それらの欲望に、はっきりと価値を見出し、蔑ろにせず、丁寧に取り扱っていくこと。

一見、何の役にも立たず、生産性がないように見える欲望であっても、

あなたがそこに価値を見出し、大切に扱っていくだけで、そこから新たなインスピレーションが湧いて、本当に「やりたいこと」を形にしていくための次元上昇のエネルギー源となってくれるのです。

私自身、長年「欲求」を甘くみていました。

時間があればとか、お金があればとか、状況が許せば、などとあれこれ理由をつけて、自分の中にある小さな欲求を叶えてあげることを、随分後回しにしてきました。

欲望を否定し、抑圧し続けると、どんなに小さなものでも「塵も積もれば」で、やがて暴発するか、身体の不調や病気となって顕在化します。

ちなみに欲望を否定している人は、否定していることすら否定します。

だから自覚が難しいのです。

★セルフチェックの質問:
「あなたが、やりたくてやったことでも、罪悪感や後ろめたさを感じることがあるとしたら、それは何ですか?」

★まとめ:

  • 欲望を否定・無視・抑圧すると、欲望に振り回される。
  • 欲望を自覚し、受け入れ、落ち着いて手懐けると、欲望はあなたの味方となり、自己実現のための上昇エネルギーとなってくれる。
  • おすすめは、欲望リストの書き出し

 

3. 心のHOME=何があっても守られるシェルターを築くこと

「やりたいこと」を叶えるために踏むべきステップ、3つ目は、

あなたの心のHOME=シェルターを徹底的に築き上げることです。

ここで言うシェルターとは、あなたに何があっても守られ、受け入れられる場所や、人や、環境や、生活習慣などの意味で、たとえどんなに傷ついたとしても、回復できる場所のことです。

心の中に想像で創るというよりも、実際の生活環境や人間関係そのものを整えることが必要です。

私たちは、シェルターがあるから、戦えるし、挑戦できるのです。

シェルターがないと、うっかり戦場に行ってボロボロに傷ついても、癒される場所がありません。

あなたの心が傷ついたときに、何があれば回復できるのかは、あなたが知っているはずです。

まずはこれを本気で築くことが大切。

どれだけ妥協せず、実生活を整えていけるかが、その先にあるクリエイションの自由度に直結してくると感じています。

★シェルターは一体何から、私たちを守っているのか?

外敵から身を守るためではありません。

シェルターの目的は、自分の繊細な心を、自分の中にある、深い深い自己否定や自己攻撃から守るためにあります。

「無条件に価値ある存在」にまず成ると、自己攻撃の頻度は格段に下がりますが、それでもなお生きている限り、潜在意識下にある無数のビリーフシステムの中から、自己攻撃を受けることはあります。

そんなときに、守ってくれる心強い味方が、あなただけのHOME=シェルターなのです。

4. 分離した自己の内面の影(魂の傷)を癒し、統合し続けること

他者と調和する世界に進むということは、

個人的(パーソナル)な自己完結した世界で生きることから、

個人の限界を超えた、超個人的(トランスパーソナル)な世界で生きる道を選ぶということ。

自分の世界が、他者の存在なくして何ひとつ成り立つことはない、という意味において、

私たちは既に誰もがトランスパーソナルな集合意識の世界を生きているとも言えますが、

本人がどこまでの意識を「自我=わたしである」と捉えているのかによって、見える世界は全く違うものになります。

パーソナルな世界にのみ意識が縛られていると、自分の利益と他者の利益が対立するように見えたり、反対に、他者の幸せが自分には全く関係ないことのように思えます。

一方、トランスパーソナルな世界において、「自分の利益」と「他者の利益」は同じ線状にアラインし、決して矛盾することがありません。対立しようがないのです。

「自分」と「他者」。その2つを併せ持った存在こそ、「わたし」であると理解できるからです。

★他者と関わる世界を生きるうえで、なぜ自己の内面の影(いわゆる魂の傷)を癒すことが有効なのか?

それは、他者に自分の「癒されていない傷」を影として投影する必要がなくなったとき、ようやく私たちは「他者そのもの」の本体である真に美しい姿を、濁りのない目で見ることが、きっとできるから。

私たちは普段、色眼鏡を通した世界でしか、他者を見ていません。

他者を見て分かったつもりなっていますが、その実、統合できていない自分の影(シャドウ)を、他者に投影して見ている場合がほとんどです。

他者を見ているのではなく、自分の影を見ている。もちろん私自身もそうです。

でも私はいつか、本当の意味で、他者に、
あなたに出会いたい。

だから私は、魂の傷を癒し続けていきます。

世界と調和するためのステップ、4つ目は、
魂の傷を癒し、統合し続けること。

自分がいちばん恐れていること。
いちばん隠しておきたい自分。
いちばん向き合いたくない自分。

苦手とトラウマに、敢えて向き合うことです。

私が隠しておきたかった自分は・・・

  • 他人の成功を妬む、嫉妬深い、卑しい。
  • 所有欲が強く、心が狭い。
  • 他人への贈り物選びなどを義務に感じ、ストレスを感じる。
  • 自分を実際以上に大きく見せようと、虚勢を張る。
  • 話を盛る、誇張する、何なら嘘をつく。

…書き出せば膨大にありますが、こんな感じでどんどんリスト化していきます。

これらの状態を単に「性格だから仕方ない」と諦め、放置することもできるでしょうが

私はこれらの自分に向き合い、癒し、統合する道を選ぶことにしました。

★そもそも人間は何故、このように好ましくない状態になるのか?と言えば、

何らかのきっかけで、魂が深く傷ついたので、その傷を守るための反応として、このようなことになっているだけです。

料理をしていたら、たまたま小指の先を切ってしまった。

この場合、「料理をしたい」という動機が始めにありました。

これと全く同じようなことが、私たちの魂にも起こります。

「何かを体験したい」という小さな好奇心によって、外界に飛び出していった魂が、不意に飛んできた流れ弾に当たって、深く傷ついてしまう。

傷や痛みの前には、必ず純粋な動機があるのです。

魂のトラウマが、癒されたのちに光輝く才能に反転する可能性が高いのはこのためです。

傷の前には必ず「あなただけの動機」が隠れているから。

傷を本気で癒す価値があります。

バラバラに分離した自己の断片を一つ一つ拾い集めて、一つ一つ癒し、統合し、ジグソーパズルのピースをはめ込むイメージです。

あなたが魂の傷をひとつ癒すと、それは私にとっての癒しにもなります。

逆も然りで、私が魂の傷をひとつ癒すと、必ず誰かへの癒しにもなっています。

トランスパーソナルな世界においては、私の中にあなたもいて、あなたの中に私もいます。

癒しとその方法については、また別記事で書いていきますね。

5. 本物の自己表現を自分にやらせてあげること

創造時代において、自己表現はマストです。

他者と調和する世界で生きるためには、自分の伝えたいことが他者に伝わるように、表現することは必要最低限の行為。

但し、自分にとって本物だと思える自己表現でなければ、意味がありません。

だからこそ、恐怖はつきものですが、そこを超えていく勇気が、私たちにはあります。

たったひとりで孤独にやっているわけではないからです。

あなたという個を持ちながらも、孤独ではなく、人と調和して生きることは、必ずできます。

私にできるのだから、あなたにできないわけがない。

自分で自分に表現をさせてあげてください。

あなたにしかできない、本物の表現を。

自己表現がしたいけれど、まだできていない方というは、どんなに小さくてもいいから、自己表現につながる具体的な一歩を決めて、行動に移すことをお勧めします。

  • ブログやウェブサイト開設の仕方を調べる
  • 既にやっている友人に聞く
  • とりあえず何か書いてみる
  • 創っているものを誰かに見せてみる

などなど、どれも立派な具体的一歩です。

私はあなたの声が聴きたいし、聴ける日が来ると感じています。

長い記事を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

ご感想等ございましたら、コメントを頂けると小躍りして喜びます。

あなたとあなたの大切な人に、最良の光が届きますように。

2 件のコメント

  • Yuria Leeさん こんにちは
    男性性と女性性を検索したらヒットして今初めて読ませていただきました。
    ここに書かれていることが今の私にドンピシャで、今年に入ってから特に自分の内側にフォーカスすることを心掛けていますが現実がなかなか変わらないでいることに何がダメなのかよくわからないでいましたが、やっぱり頭の中で理解していただけで、成っていなかったのですね。納得です。でも最近本当に思います。周りの人は鏡に映った自分だと。私はもっと心軽やかに生きて生きたいなと思うのです。このブログには面白そうなトピックが沢山あります。今から色々読ませて頂きますね。子育てされながら貴重な時間をこのブログに費やして書いて下さっているのでしょう。心から感謝します。ありがとうございます。

    • 巴吏代さん、温かいコメントありがとうございます!こうして感想をいただけることが、本当に大きな励みになります。他の記事も読んでくださるなんて、こちらこそ心より感謝いたします。そうですね、頭で理解していることと、成っていることの違い、盲点になりがちですよね。これに気づいたときはまさに衝撃!!でした(笑)子育てしながらのブログ執筆に、挫けそうになるときもありますが、やはり書くことが好きだし、これからも続けていきたいと改めて思いました。パワーをありがとうございました♡

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1984年、愛知県生まれ。シンガポール在住15年になる一児の母。宇宙意識研究家、フリーライター、組織変革コンサルタント。ひとりひとりが自分の本質へと還る旅を応援するラーニングサロン『Art of Life Script 』代表。個人向けにはありのままのユニークな可能性を拓く個人コンサルテーションを、組織向けには組織としてのパフォーマンスを向上させる組織コンサルテーションを提供している。