ビジョンを遠慮なく語ろう、できる限り沢山の場所で、できる限り大勢の人に

もしあなたに今、無限の時間とお金と、身体の健康と、これ以上ない程の理想の環境が与えられ、叶えたいことが何でもできるとしたら、何をしますか?

それは、突拍子もない大きな夢物語でしょうか。

それとも、実現可能性が高そうなリアルな夢でしょうか。

小さな夢から大きな夢まで、私は誰かの口から語られる「夢」「ビジョン」を聴くことが、好きです。

何でも自由に空想できるとしたら、あなたはどんな未来を思い描きますか??

あなたの頭の中に浮かぶ、その他の誰とも被らないユニークなビジョンに興味津々です。

ビジョンでも、願いでも、目標でも何でもいいのですが、

それを口に出して誰かに語ることは実際、めちゃくちゃパワフルです。

「こう在りたい」という願いを、素直に口に出して言ってみる。

たったこれだけのことですが、相当量のエネルギーが動きます。

ただ、足がかりが見えない大きな夢であればあるほど、その夢が自分の中にあることだけは確かに分かっても、はっきりと口に出して語ることを、躊躇ってしまう気持ちもありました。

長いこと恐れに喉が詰まって、もの言えない自分も、確かに居たのです。

ただ、望む未来を口に出すと、語れば語るほど、その未来が近づいてくる可能性は、確実に上がります。

これまでの私の経験を振り返っても、個人的な願いであれば、「素直に言うと、あっけなく叶う」それは確かでした。

パートナーが欲しかったときには「パートナーが欲しい」と口に出して友人や同僚に言いまくりました。

パートナーができて結婚したいと思ったときには「結婚がしたい」と率直に言いました。

どちらもあっけなく、トントン拍子に事が運びました。

とてもシンプルですが、「口に出して言うか言わないか」の違いが、結果を生み出すスピードに格段の違いをもたらしているらしいことは、確かでした。

口に出して言うだけなら、お金がかかるわけでもなく、ノーリスクな方法ではないかと思うのですが、

多くの方は「言霊」の真の威力を認識せぬまま、あるいは「自分語りは何となく遠慮しておこう…」といった日本独特の文化背景の影響か否か、あまり口に出して語ろうとしませんね。

そしてかく言う私自身も、これまで積極的にビジョンを表現してこなかったということに気づき、今日は熱く語ってみることにします。

ちなみに、今どんなビジョンをもっているにせよ、そのビジョンは叶います。

それを叶えると、腹の底から信じることができているのなら。

叶うか叶わないかの違いは、自分がその未来を叶えると、決めているかいないかだけです。

あとは、肉体をもって生きているうちに、実現に間に合うか、間に合わないかの違いだけ。

どんなビジョンにも、思い描いた時点で、その未来には「既に叶っている状態のエネルギー」が入っています。

というよりも、もう少し正確に言えば、それは別の次元空間においては、既に叶っていることなのです。

宇宙における「時間」と「空間」のコンセプトは、多次元的かつ多層的です。

宇宙視点でみると、どこかで「既に叶っていること」を、地球視点からはかつて「未来」のように見えていた、「今ここ」で受け取る。

その瞬間の連続こそ、私たちの身に、日々実際に起きていることです。

どうやって叶えるかは、いまは分からなくてもいいです。

とにかくその未来は可能であると、信じることができるかどうか。

たとえば、私が信じている未来。

私が叶えたい未来というのは、

地球上から飢餓、貧困、紛争がゼロになり、誰もがお腹いっぱいで平和を感じることができる未来。

なぜこの未来を叶えたいのかと言うと、私は大変お節介ながらも、

この地球に生まれた人にひとり残らず皆、「お腹いっぱい」の幸せを味わってほしいと願っているからなのです。

前回の記事で、私たち人間が果たすべきたった一つの大切な責任「自分を幸せにすること」について、偉そうに述べましたが、

「私も幸せを選べるし、あなたも幸せを選べる」という前提に生きるためには、

そもそもこの地球上に、必要最低限の平和環境を整えることが重要だと考えました。

幸せの形は人それぞれとは言いますが、人類に共通する幸せのバロメーターがあるとしたらそれは、

ひとの基本的な生存欲求のひとつでもある、「安心できてお腹もいっぱいな状態」ではないかと感じています。

この生存欲求が満たされないサバイバル状態では、幸せを選ぶとか、何とか言っている場合ではないのですね。

今日を生きるか死ぬかの人が、自分の幸せに本気で向き合いましょうなどと言われても、私だったら「なんのギャグですか」と言いたい。

とにかくまずは、心身の安全を確保して、お腹を満たすことが先決なわけです。

そのベースが整ってこそ、生きていることの奇跡を実感し、その奇跡を人と分かち合える。

だから私にとって、人間の基本的な生命の尊厳が、脅かされることがない状態というのは、もう本当に心底から望む未来なのです。

私は欲が深いので、ひとり残らず、飢餓や戦争などの理不尽な人災で命を落とすことがあって欲しくないと、望んでいます。

宇宙全体の摂理においては、起きることはただ起きること。

そこには正しさも間違いも何もありませんが。

ただ私が、自分と人間に備わっている無限の可能性を信じることができさえすれば、

この、想い描く人類の未来は、実現可能だと信じているのです。

じゃあ、そのためにまず私ができることは何か?

それは同じビジョンをもって草の根的に活動している人々や、国連WFPなどの大きな組織の活動を支援することも、もちろんできることのひとつですが、

何よりも私が、ただ「そう思っているんだ」ということを、こうして語ることが、最低限必要な一歩だと考えています。

「口だけで実際は何もしていないから・・・」などの心配は、しなくてもいい。

だってまずは口に出して言わないと、あなたが考えていることを、他の人は知ることができない。

やっていることの規模の大小は、重要ではないのです。

その想いが本物であれば、それを声や言葉に変換して外に出すことが、大切だと思うのです。

「こう在りたい」という願いを、素直に口に出して言ってみる。

たったこれだけのことが、未来への舵取りをしてくれます。

「あー、なんだか今日は、子どもとのんびり遊んで、ランチには納豆卵かけご飯が食べたいな」

という願いと、

「あー、地球から、飢餓がゼロになってほしいな」

という願いを、同じテンションで、同じ情熱で、口に出して語っています。

それで何が変わるのかと、疑問に思うかもしれませんが、

少なくとも、誰かひとりには、「へぇー、ゆりあは今日、納豆卵かけご飯が食べたいと思っていて、そして地球から飢餓がゼロになってほしいと思っているのだな」ということが伝わります。

その人とつながる誰かが、どこかで重なる想いを共有しているかもしれません。

願いを人に話すことで、やがて人生があなたを、思いもかけない場所へと、運んでくれることでしょう。

ちなみに、暑苦しい私のビジョンをもっと語らせていただくとすれば、こんな夢があります。

自然豊かな場所にリトリート体験施設を建てて、
大人も子どもも思う存分『人間性を解放できる場、つながりを取り戻せる場』を創りたい。

私が子どもの頃、「こうだったら良かったな」と思うこと。

それは自己表現が決して否定されない環境にできるだけ多く触れること。

怯えることなく、勇気をもって自分という人間を表現しても良いのだと、エンパワーされる場があったらと。

ずっとずっと願っていた夢です。

表現の仕方は何だっていい。

アートでも、歌でも、踊りでも、語りでも、ただ手をつなぐだけでもいい。

究極、森の中で呼吸をするだけだって、そこに他者がいれば、自己表現になる。

私たちは皆、生きている限り、すべての生命に『命の尊厳』があることを、お互いに実感できるような場を創りたい。

自然とのつながり、地球とのつながり無くして、誰も生きられない。

だから自然の恵みを間近に感じられる場所で、大好きなことをできるアートリトリート宿泊施設を創り、それぞれの分野のプロフェッショナルを集めて、面白い企画を次々と実験したいというのが、夢です。

もし日本国内に創るなら、海外からの人が参加しやすいような多文化交流イベントや、食育のワークショップ、親子向けのサマーキャンプ、企業研修向けのアートワークショップ、ダンス&音楽フェスなどなど、夢は広がります。

多言語を学んでいる人同士が通訳のボランティアをしながら、コミュニティの中で活躍できる場があったり。

幼児教育のプロ、食育のプロ、メンタルケアのプロなどなどを招いて、子どもが自由な発想で自己表現できるワークショップをしたり、若者や大人が豊かに生きる知恵を学び合う場を創ったり。

理想を語るだけならいくらでも妄想できます(笑)

そこに、殺処分されるはずだった犬猫や動物を保護して、アニマルサンクチュアリを併設したいのです。そして動物と人との触れ合いの場にする。

キャンプファイヤーの火を囲みながら、星を眺めて、語り合う。人種や国籍や、性別や、年齢や、属性を全て取り払って、人間同士の魂の交流が生まれる。

誰かが教え導くとか、付き従うという関係性ではなく、人と人が本当の意味で対等に、お互いを尊重できる場所。

万物とのつながりの中に、宇宙の真理が宿っているということを、感じ取るきっかけになるような場所。

何かに気づいてもいいし、何にも気づかなくてもいい。

ただ生きるという遊びの中で、たまたま真理を見い出せたら、それは本当にステキな瞬間。

見たことのないものを見て、聴いたことのない音を聴き、嗅いだことのない匂いを嗅ぎ、触れたことのないものに触れ、今まで知らなかったことを知る。

そして、感じたことのなかった感覚を覚え、話したことのなかった言葉を話す。

人の数だけ、違う宇宙がある。だから私は自分を開いて、この世界と交流していきたい。

それが、私が残りの人生でやりたいこと=夢です。

皆さんの夢は、何ですか?

聴かせてもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。

ゆりあより
愛を込めて♡

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ABOUTこの記事をかいた人

愛知県生まれ。シンガポール在住15年になる一児の母。宇宙意識研究家、フリーライター、組織変革コンサルタント。ひとりひとりが自分の本質へと還る旅を応援するラーニングサロン『Art of Life Script 』代表。個人向けにはありのままのユニークな可能性を拓く個人コンサルテーションを、組織向けには組織としてのパフォーマンスを向上させる組織コンサルテーションを提供している。