リアルになることを許すダンス―踊り続けるいのち

出産後、なかなか行けていなかった
5Rhythmsのクラス@シンガポールへ、久々に戻ることができました。

5Rhythms(ファイブリズム)とは、
アメリカのGabrielle Roth(ガブリエル・ロス)が考案した、
身体の動きを通じた瞑想的なダンス/ムーヴメント・プラクティス。

私が5リズムに出会ったのは、かれこれ15年程前。

そこから何度かブランクは挟みつつも、
現在に至るまで、日本、シンガポール、
ニューヨークと移り住む先々で
ずっと踊り続けている私の大切な一部。

何事も長続きしない私が、
なぜこれほど長い間、
5リズムだけは踊り続けていられるのか。

それは「自分が自分に還りたい」という
究極の欲求と、踊ることそのものが
リンクしているからだと思うのです。

「自分に還る」ってどういう感覚が近いかというと、

リアルになることを自分に許す、という感覚。

社会的な仮面をつけたあなたではなく、
人からどう見られるかを気にするあなたではなく、
ただただ真に「リアルなあなた」を、
一日の中で、どれだけ、自分が自分に感じることを許していますか。

5リズムが追及している世界は、
人間として生まれた自分の、底知れぬ奥行きに気づいていくプロセス。

5リズムについて、生前のガブリエル・ロスが語っている動画はこちら。

5リズムという名前の所以は、

・Flowing(フローイング)
・Staccato(スタッカート)
・Chaos(カオス)
・Lyrical(リリカル)
・Stillness(スティルネス)

という5つのリズムを通して、波のように踊ることからきています。

自分の内側深くとつながって、
動きが内側から「出てくる」ことを許していきます。

どう見られるか、という自意識から解放されるとき、
自分の一番奥深く、センターにつながることができます。

5リズムを踊っている時、
「肉体」をもって生きているという事実、
「人間」として誰かと触れ合える事実、
「いのち」というものへの畏敬の念が、ひたすら沸いてくるのです。

日常、この身体と意識をコントロールするために、
膨大なエネルギーを使っている私たち。

5リズムを踊るときは、
できるだけ、できるだけ、コントロールをはずす。

疲れを感じるならそのまま疲れを踊る。
床を転がってもいい。動くままに任せる。
出る声、出る音、出る動き、出る感情に何も抵抗しない。

実際、あなたが最もリアルになるとき、
いちばん最高に魅力的なんですね。

力強く男性的なようすだったり、
無邪気な赤ちゃんのようだったり、
大胆で妖艶な女性のようだったり。

リアルなあなたは、人がどう思うかなんて、本当にどうでもいい。

そんなことより、自分がどう思うか。

自分がどう感じるか。

自分がどう生きたいのか。

私たちが熱望しているのは、

それを聞くこと。見ること。
知ること。感じること。

自分のいのちを、自分に見せてあげよう。

★5リズム@シンガポールのMeet Up Groupはこちら

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ABOUTこの記事をかいた人

1984年、愛知県生まれ。シンガポール在住15年になる一児の母。宇宙意識研究家、フリーライター、組織変革コンサルタント。ひとりひとりが自分の本質へと還る旅を応援するラーニングサロン『Art of Life Script 』代表。個人向けにはありのままのユニークな可能性を拓く個人コンサルテーションを、組織向けには組織としてのパフォーマンスを向上させる組織コンサルテーションを提供している。