前回の記事から引き続き、家族と時間をまったりと共有する師走の時期を、東京で過ごしています。
人生における「親のせいで」を完全に手放してからというもの、かつてない程に心が軽いのです。
「〇〇のせいで」を解放するだけでこんなにも身軽になれるのか!!!もっと早くに気づきたかったと、驚愕しています。
数日経った今日、ハイアーマインドと会話をしていると、
「『あなたのせいで』を手放すことができたのなら、この際、もう一歩進んで
『あなたのおかげで』に変換してみてはどうだろう??」
というメッセージが降りてきました。
身近にいる人を見回して、「その人のおかげで」私ができていること、受け取っているものに目を向けてごらん、と。
まず間違いなく、「父と母のおかげで」、私は今日まで大きな怪我も大病もせず、生きてくることができました。
息子を産んで、子育てをして本当に初めて分かったことは、人間というものは、親や保護者からの24時間365日の愛情とアテンションと、献身的なケアがあってこそ生き永らえることができる生き物。
それはそれはもう、想像を超えるほどに圧倒的に無条件の愛で、毎日毎日のお世話をしてもらってはじめて、誰もが生きることができている。
怖いもの知らずの子ども時代には、親が必死で身の回りの安全確保をし続けてくれたから、いま私たちは生きている。(誇張表現ではなくw、まじで日夜必死に安全確保!!)
温かい寝床に愛情と栄養たっぷりのご飯、毎日のスキンシップと声掛けによる愛情表現、そういうものに囲まれて、やっと人は正常に生きることができます。
もし私が、自分がオギャーー!!と生まれた日から、今日までに父と母が私にしてくれた「全てのこと」を、長い映画のように1コマ1コマきちんと見ることができたなら、私はもう立って居られないほど、圧倒されてしまうでしょう。
両親が私に物理的にしてくれたことだけではなく、精神的に与えてくれた全てのものも、そのあらゆる全てのエネルギーが、私の中に入っています。
父と母は、私に命と、それ以上の全てを与えてくれたひと。
父の破天荒な自由さのおかげで、私は他人の目や世間の常識にとらわれず、自分のユニークさと、自分にしかない独特の感性を信じて、突き進むことができました。
そして母の絶対的な愛と信頼のおかげで、世界中どこへ羽ばたいていっても、私には母の心の中という戻る場所があること、その温もりと安心感で、どこへでも行けました。
「あなたのおかげで」私は愛そのものを生きています。
母のお父さんとお母さん、父のお父さんとお母さん、そのまたお父さんのお母さんとお父さん・・・。脈々と続く先祖代々の命のバトンがつながれて、いま私が生きています。
そう思うとまさに、自分を愛し大切にすることは、自分の先祖代々の先人たちへの最大限の敬意でもあるのです。
私のライフミッションのひとつは、「自分という存在」を他者と切り離して捉えるのではなく、「自分=万物とつながった存在」として捉えること。
本当の意味で、人と人が関係を紡ぐということは、「あなたのせいで」から「あなたのおかげで」の目線へシフトした世界を見ることなのではないかと思いました。
あなたが居るから、私は自分という宇宙を見ることができる。
自分にとって一見、ネガティブな影響を与えてくると思える相手すらも、その「あなた」という存在のおかげで、私たちは、いまこの瞬間の連続の中で、世界というスクリーンに映し出されている、膨大な「自分」という意識の一端を認識することができるのです。
「あなたのおかげで」をベースに生きる世界を見たとき、この世界は愛と調和そのものであり、それを創っている「あなたそのもの」が愛と調和であることが、きっと腑に落ちるでしょう。
それは、人と人が関係を紡ぐからこそ、見える世界なのだと感じています。
これを読んでくださるあなたが居るから、あなたのおかげで、私は今この記事を届けることができています。
つまりあなたの存在がなければ、ある意味、この記事も存在するということがないのです。
あなたが居るから、あなたの世界が存在しています。
存在してくれて、本当にありがとう!!
ゆりあより
愛を込めて♡
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